信じてもらえないかもしれませんが…
これは神話でもおとぎ話でもない話で
実際に記録されているお話です。
コピーライティングが誕生した話です。
広告とは何なのか?
コピーとは何なのか?
読み進めていくと真実が後半に明かされて
います。
コピーライティングが1904年の5月に
オギャーと誕生しました。
今、2017年なので113歳です。
113年もの歴史があるのに日本では
コピーライティングはあまり知られて
いない言葉です。
(日本に知れ渡ったのは約10年前ほどです。)
どうやって生み出されたのか?
それは3人の人間が作りました。
生まれた時のエピソードが面白いです。
登場する人は、
1人目の名前がアルバートラスカーさん。
2人目がジョンイーケネディーさん。
3人目はクロードホプキンスさん。
です。
彼らがある日ミーティングで話し合い、
コピーライティングというものが生まれ
ました。
1人目のアルバートラスカーさんは、
ドイツ移民のお父さんを持っていま
した。
とても裕福な家庭に生まれました。
裕福だったので仕事が選べる人生を
生きていました。
彼はジャーナリストになりたくて広告業界
を選びました。
18歳のときに、シカゴの広告代理店に
就職しました。
約2年でボスに成り上がりました。
20歳のときにはボスになっていました。
相当の才能があったのです。
会社でクロードホプキンスさんと出会って
2人はチームを組みました。
アルバートさんはとてもセールスが上手く、
話が巧みで説得力がありました。
しかし彼は自分のセールス力を文章で表現する
事がすごく苦手だったのです。
仲間のクロードホプキンスさんが、
彼のセールストークを文章に変換し
ていました。
アルバートさんはいつも、
「コピーとは何だろうか?」
「広告とは一体何だろうか?」
と答えを探していたのです。
当時の広告は、ニュースのような表現など
様々な形が存在していました。
しかし、当時はまだ『コピーライティング』
というものが確立していなかったのです。
彼は答えを探していました。
ある日、アルバートさんとクロードホプキンスさんの
オフィスに1通のメモが届きました。
ジョンイーケネディーさんからでした。
「アルバートさん、あなたは広告の神髄が
分かっていない。俺が教えてやる。今から
俺に会え!」
という内容でした。
アルバートさんは賢くてプライドの高い人
なので、メモを読んで悔しがりました。
「何?俺が分からないだと?よし!会ってやる」
となって3人が出会う事になってのです。
出会ったときにジョンイーケネディーさんが
アルバートさんに
「広告とは何んだと思いますか?」
と質問しました。
アルバートさんは「俺が思うところは、
広告はニュースだと思う」
と答えました。
「新商品があれば世間に向けて発表する。
広告とはニュースのようなものだと思う」
と言ったわけです。
答えに対して
ジョンイーケネディーさんは言いました。
「違う。そうではない。ニュースはテクニックであるが
広告ではない。」と返事をしました。
続けて
「広告の神髄とはセールスマンをプリントしたものだ」
といったのです。
一人の人間であるセールスマンをプリントアウトして、
文字にしたものが広告だ。
という事です。
アルバートさんは話を聞いて衝撃を受けました。
「それだ!それがコピーライティングの神髄だ」
と言いました。
コピーライティングが誕生した瞬間でした。
『広告とはセールスマンが文章化されたものである』
それがコピーライティング。
現代のあなたや私がこの話を聞くと
「当たり前じゃないかな?」と思います。
しかし、113年前の現実からすると、
非常に大きな革新的な発見だったのです。
その当時の広告は「発表します!」
みたいな全ての広告がニュースみたい
なものだったんです。
ジャーナリストみたいな感じで。
このお話以上の「コピーランティングの神髄の話はない」
と長い間言われていました。
デイビッドオグルビーさんという人がいます。
聞いた事もあると思いますが、
広告業界では有名な人です。
彼も伝説のコピーライターです。
彼もアルバートラスカーさん、クロードホプキンスさん
達に学んた生徒の一人です。
彼もジョンイーケネディーさんが言った
『コピーライティングとはセールスマンを
プリント化したものだ』
という認識に対して、
それ以上の言葉はないと言っています。
クロードホプキンスさんがさらに追加して、
「広告はセールスマンをたくさん倍増したものだ」
と言い始めました。
一人の優れたセールスマンをばぁーっと倍増していくと
たくさんのセールスマンになります。
広告とはセールスマンを倍増したものだ、
ということを追加しました。
基本的にジョンイーケネディーさんが言った
「セールスマンをプリント化したものだ」
という言葉を超えるものは113年経っても今でも
ありません。
コピーライティング業界ではゴスペルのようなもの
になっていて、大きな教えになっています。
全ての始まりの言葉なのです。
過去には確立した考えなどありませんでした。
113年経っても今でも、広告代理店や、
広告を書く業者さんい聞いたとしても…
8割の人がこの話を知らないと思います。
8割9割の会社はこの概念を知らずに、
「広告とはイメージなんじゃないかな?」
「広告とはニコッと面白いもの」
など思っているのです。
これがコピーライティングの誕生した歴史です。
113年経ったのに未だに
『セールスマンをプリント化したもの』
という考えを越えられない強烈な概念です。
長い文章を読んでいただき
ありがとうございました。
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もっと面白いコピーライティングの話を
書いていこうと思っています。
関口
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